wealthy country

フィンランドに来てから本当に色々な人に親切にしてもらった。

よくもまあこんな見ず知らずのアジア人にこうも親切にできるなあと感心しつつも、心から感謝している。

自分はキートスキートス(ありがとう)を言いまくって日本から持参のボンタンアメを配って歩くしかお返しできないのが心苦しい。



彼らに共通するのはみんな心の底から大切に思ってくれていること。

先週のリーッカパパなんて僕を後ろに乗せてスノーモービルで凍った湖の上を走っていたけれど、もしも僕が湖に落ちて(実際一回落ちたが)おぼれようものなら彼は自分を犠牲にしてでも助けに来てくれそうな雰囲気がぜったいあった。

僕はこっちに来る前に森と湖のフィンランド人はオーロラ見ながら幸せな暮らしをしていると漠然と思っていたが、それは単に自然が豊かだからなんじゃなくて彼らが他人を心の底から大事に思っているからなんだと思った。


ちなみに昔のことを思い出すと「他人のことを思いやりなさい」と言われ続けたカトリックの中学高校で僕は野球部の友達にうんこを踏ませてめちゃめちゃ喜んでいた思い出がある。毎日「愛が大事」だと朝の話で刷り込まされてきたはずなのになぜだろう。

まあとにかく社会に出る前にフィンランドという幸せな国でそういう人間として大事なことを学べて良かったと思う。彼らの特筆すべきは「外部の人」に対しても同様であることだ。フィンランドだったから学べたことだと思う。