wealthy country

フィンランドに来てから本当に色々な人に親切にしてもらった。

よくもまあこんな見ず知らずのアジア人にこうも親切にできるなあと感心しつつも、心から感謝している。

自分はキートスキートス(ありがとう)を言いまくって日本から持参のボンタンアメを配って歩くしかお返しできないのが心苦しい。



彼らに共通するのはみんな心の底から大切に思ってくれていること。

先週のリーッカパパなんて僕を後ろに乗せてスノーモービルで凍った湖の上を走っていたけれど、もしも僕が湖に落ちて(実際一回落ちたが)おぼれようものなら彼は自分を犠牲にしてでも助けに来てくれそうな雰囲気がぜったいあった。

僕はこっちに来る前に森と湖のフィンランド人はオーロラ見ながら幸せな暮らしをしていると漠然と思っていたが、それは単に自然が豊かだからなんじゃなくて彼らが他人を心の底から大事に思っているからなんだと思った。


ちなみに昔のことを思い出すと「他人のことを思いやりなさい」と言われ続けたカトリックの中学高校で僕は野球部の友達にうんこを踏ませてめちゃめちゃ喜んでいた思い出がある。毎日「愛が大事」だと朝の話で刷り込まされてきたはずなのになぜだろう。

まあとにかく社会に出る前にフィンランドという幸せな国でそういう人間として大事なことを学べて良かったと思う。彼らの特筆すべきは「外部の人」に対しても同様であることだ。フィンランドだったから学べたことだと思う。

Perjantai

金曜日の仕事後、リーッカパパの運転でヘルシンキから北へ200キロ、ミッケリという湖水地方に向かう。高速道路を使うが車はほとんど走っていない。120キロで走って30秒に一回対向車があるくらい。辺りは真っ暗の森で道路の明かりと車のライトが頼りだが、たまに道路のライトがなぜかついてないところもある。道中「動物用横断歩道」があってムースの群れとかが渡る時、センサーで感知して自動的に信号が赤になるらしい。また真っ暗闇で車が全然通ってないくせに片道4車線くらいあるところがあって、そこは非常用の飛行場で軍隊とかも使うらしい。たわいも無い話をしながら三時間ほど走るとオフロードになって地面も凍っている。が、フィンランド人は運転が非常に上手い。オフロードでも80キロで飛ばす。

コテッジに到着したのは10時半過ぎ。先に来ていたリーッカママと面会。リーッカと顔が同じ。そしてボーイフレンドのカイッツとは前回サマーコテッジに来て以来の再会。相変わらずとても親切なナイスガイである。彼らが先について薪ストーブで家を暖めてくれていた。ついてからまずはお決まりのサウナ。これも薪サウナ。電気で暖めるエセサウナではなく薪サウナである。リーパパとカイッツ、自分の三人で入る。サウナではリーパパからお決まりのサウナレッスンを受ける。彼らはサウナに関して相当なノウハウを蓄積しているらしく、毎回勉強になる。ちなみにリーパパ本日三回目だそう。

サウナから出た後にはリーママのフィニッシュ手料理。なんとラビッツミートのシチュー。リーパパと犬のカムで狩りをしてとってきたらしい。味音痴な僕によると「割とあっさりとしてコクがある」という。
食べ終わってゆっくりしていたらもう1時。Hyva yota.

Kiitos paljon

最高の週末をリーッカのサマーコテッジで過ごしてきた。

ほんっとに最高。

リーッカもリーッカママもリーッカパパもボーイフレンドカイもなんて

いい人達なんだろう。

人に何かをしてあげられるってのはとても幸せなことなんだと思った。

フィンランドで学んだことは・・・「愛」かな。



beautifulなpicturesをそのうちupdateしようとthinking.

japanese course

今日大学の日本語クラスに参加してきた。

フィンランドの大学がどんなことをやってるのか気になっていたが、意外にも普通だった。

先生が前に立って黒板使って説明して、問題演習やってその場で答え合わせして、朗読して、次回のテストの出題範囲を教えて、、という感じ。90分。学生の数が当初40人いたのが徐々に減って今半分というのも日本同様。

ただ一つはっとさせられたことがあってそれはどんな学生でも質問があればその場で先生に聞くこと。ここではshyという言葉はかなり当てはまらない。というか実はフィンランド人がshyだったところを見た事が無い。


学生は日本語に興味があるフィンランド人ということで皆とてもフレンドリーだった。
一人の学生が大量の昆布持ってて、
「これナットウの次にまずいよー」とか言って全部くれた。

授業中、僕はネイティブ日本語が聞きたいということで先生と日本語で話ししたり、教科書朗読したりしてた。
漢字教えたいから次からも遊びに来てねって言ってくれて、もっと早く行っとけば良かった。。


明日から楽しみだったSUMMER COTTAGE!!
icy fishing.

hang on a minutes

nakamura212008-02-25

いつかやろう、次外国に暮らした時にやろう、

と思うことが多々ある。


しかしその瞬間、時間的にも精神的にも体力的にも立場的にも 「今」 が何をやるにしてもベストなタイミングであるという事実に気がつく。

孔子の有名な格言に以下のようなものがある。


「今すら且つ成せず。況や就職してからを也」


これはつまり今できることなのにやらなければ忙しい社会人になってからなおさらできるはずがないという意味だろう。的確な指摘だ。


しかし逆に言えば今チャレンジできたのなら、将来同じく迷ったりめんどくさかったりした時に同じようにまたチャレンジできるということでもある。

「今」の小さな決断は「今」だけにあらず、人生を規定する大きな決断だ。

逃した魚はしばしば非常に大きい。 

常に「人生本番」でいこう。

Avanto

これは凍った湖に穴を開けたもので、Avantoというそうです。

フィンランド人はサウナの後にこれに飛び込むのが大好きらしく

みんなアホみたいに飛び込んでました。



「サウナの後は皮膚のまわりに空気の層ができるから寒さを感じないんだ」
「外気は−10℃だから湖の中に入るとむしろあったかく感じるんだ」

などと頭良さげなフィンランド人に説得されて僕も入ったら、そんなのカンケーねー。チョーーさむいし!

そういえば、
リーッカがまたサマーコテッジ誘ってくれてかなり楽しみ。今度はアイスフィッシングとかハンティングするって
言ってた。

来年以降も来ていいよって言ってくれたので 勝手にあれは自分の別荘だと思い込むことにした。やった金持ち!